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何故か
泣いてと
微笑みを
向けてる
ように
見えたので
私はただ
私はただただ
泣いてみました
それは
忘却の渦の中に
沈み行く明日が
とても
とても
悲しく映った
からでしょう
険しく映った
からでしょう
覚えようとする
記憶
忘れようとする
記憶
どちらも
消える瞬間
がある
鼓動の一つに
気付く時
こんなにも
欲望に溺れ
こんなにも
求める事が
歪んだ形で
表れるなんて
あの日
沈んだ
忘却の渦に
明日も
消えて行く
なんて
だから
泣いてと
微笑みを
浮かべたように
見えたので
私はただ
私はただただ
泣きました
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