キツネのお面

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強い風が吹いたんだ。 桜の花びら舞い散った。 男の子、桜の樹の後ろ、誰かの気配を感じたよ。 笑顔で振り向く男の子。 「み~つけ・・た・・・。」 男の子は固まった。 後ろにいたのは知らない子。 というより、キツネのお面を被った子。 「キミは誰?」 男の子は驚いたが、すぐに元に戻ったよ。 キツネのお面の子はただただ黙ってる。
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