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親子のたわむれに……
耳を澄ませば………
心ごち良い響きが……
音響と共に流れてくる。
母と子がたわむれながら…笑いあっていた。
子供は幼く、言葉もおごつかない。
母はそれが面白く、からかっていた。
子供は負けじと………
自分の知っている、言葉を発しながら………
一瞬懸命、母に語り掛ける。
母は………
相変わらず、からかい続ける。
二人は、笑いながらたわむれていた。
やがて、子供は母にゴマをするような言葉をはく。
かあちゃん、………
「メロンソーダ飲む。」?「飲まない。」
すると、………
「ソーダ飲んだねぇ」
美味しかったねぇ。
母は……子供に合わせた、返答を返す。
飲んでもいないジュースを…美味しかったねぇ。……ジュース、「飲んだょ。」
子供は納得した様に……
また、母に甘える。
部屋中が、二人の笑い声で響き渡っていた。………
「私は、」離れで、その会話に癒されていた。
なんとも言えない光景。
これが親子!
二人の幸せな時間、………なんだなぁ~。?
二人を微笑ましく、聞いていた。
子供だと思っていた娘が…母になっていた。
やがて、……
さっきまでの笑い声もつかのま、静まりかえり。…………………………
あの親子は、どうやら?…騒ぎ過ぎて、二人仲良く夢の中らしい。静まり返った、我が家。
お休みなさい。………
娘と孫よ。……
親子仲良く…この日は二度来ない。
軈て…二人の想い出と変わるに違いない。
それまで深い眠りの中に…想い出を閉じ込めておこうねぇ。
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