押し入れの中から挨拶…

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押し入れの中から挨拶…

夢なの?……… 現実なの?……… 又もや…頭は起きている。 眠っていたはず、なのに… 突然、耳鳴りが段々と近付いて来る。! あっ!……誰かが来る。 その瞬間に体は硬直状態。やがて、押し入れが…… すっと……開く。 み知らぬ、おばさんが… 狭いスペースから……… 「窮屈そうに、」正座を為ながら顔を出す。 目が合い……… 御互いに、丁重に…… 挨拶交す。 初めてまして、……… 貴方が……? 娘の言っていた、人ですか………………?……………「はい」と、頷く、………思わず……「娘が御世話になっています。」と、 おばさんに、お礼を言っていた。… 暫く、おばさんとの会話を交す。 最後に…此れからも宜しくお願いしますと丁重に挨拶、お別れをし………… 襖がすっと閉まった。 そう、……! この日、娘と、このおばさんの話しをしていたのだった。 私は少し、娘の話し半分に聞いていたからか……? 「本当ですよと。」…… 知らせに来たのかも? 話していた内容と、きりつまが合う。…………… あれは?一体……… 何だったんだろう? 本当に守ってくれているのだろうか? 私が、?…… 見たのは…幻? 自分で作りあげた幻覚? いや……確かに視た。 知り得ない…… 私の事も知っている様子で不思議な夜だった。………
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