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想い出……………
……………覚えてる。
星空輝く夜に…………
銀世界の中で……………
深々、降り続ける雪の中を一人逢いに行った事。
誰の足跡もなく…………
私の足跡だけが残り。
白い道はまるで、貴方に続く道先案内人みたいに……
道は何処までも白く。
吐く息冴もまた、白く……
貴方と言う、道に向かって逢いに行った。
不思議と雪は深々と、降っているのに寒くなく。……
静けさの中、銀世界にいる。
私が…………………………ヒロインの様に、招かれているようだった。
何度も、通い慣れた道……
二人で、通い慣れた道を歩きたかった。
貴方と二人………
深々と、降る雪の中で手を繋ぎ。
吐く息冴えも、白くする。
銀世界で…………
二人……あてもなく歩きたかった。
二人だけの銀世界。
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