記憶

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突然夜中に携帯が鳴り「バスケ続けないの?」チーム代表だった伊藤から言われたが「何かもうプレイ以外で悩むのとか面倒だし」とまた逃げてしまった…本当は身体の事が理由なのに、今だに言えないでいる自分「勿体ないよなぁ、まだまだ全然イケるのに」そんな言葉を振り切るようについ素っ気無く「最近他にも色々忙しいからサ!」嘘をついてしまった、「じゃあまた電話するよ」努めて明るく彼は言うとそれが最後の会話になった、もうすっかり秋の夜風になっていた。
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