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教室に入れば馴染みの顔が揃っていて。
クラスは六組まであり、亜美と柚は一組だった。そしてあの隼とも同じクラスだった。
隼の周りには沢山の女子が群がっていて、きゃあきゃあと言う声が聞こえる。
「なんでそんなにいいのかね…」
そう呟けば柚におばさんくさいと、つっこまれ。
「おーい、授業始めるぞ」
担任が教室に入ってくるなり、沢山の女子が一斉に冷たい視線を向ける。
「そんなんは休み時間にやれ」
怯むことなく言い切る担任。渋々自分の席に戻る人、教室に戻る人と様々で。
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