幼い記憶

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意識を失った、博人は真っ暗闇の中に居た。 その先には、昔家族で行った遊園地の光景が広がっている。 父親に母親、そして幼い頃の自分。 父親、剛志は大工だった。 職人気質で不器用ではあったが、博人には甘かった。 博人は、そんな父親が好きだった。 その剛志は博人が7才の頃他界した。 ちょうど、この遊園地に来て少し後だった。 だから、楽しそうな自分の姿を見て、苛立ちを感じる。 「楽しそうなツラしやがって、、、、、もうすぐ親父は死ぬんだぞ」 剛志の職人という仕事柄、家によく人が集まった。 面倒見のいい剛志は、沢山の人に慕われていた。 だが、その面倒見の良さが剛志の命を奪ったのだ
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