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『お嬢ちゃんの好きなように踊ればいいのよ。』
その言葉を聞いた途端、ナタリーの中で何かが弾けた。
すると、身体が勝手に音楽に合わせて踊り始めたのです。
身体はどんどんリズムに合わせて動き、気付けば沢山の人の目に留まりました。
『あの女の子可愛い』
『ダンス上手だね』
等と言う声が聞こえ、ナタリーはとても嬉しくなって躍り続けました。
音楽が終わると、沢山の人の歓声が飛び、躍りで人を楽しませることを知ったナタリー。
その後、伯爵が踊り子達に礼を言い、ナタリーの手を引き馬車で屋敷へと戻った。
ナタリーはあんなに辛いことがあったのに、全てを忘れてダンスに夢中になっていた………
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