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『そんなの……お前と一緒に居たいからに決まってんだろ……』
抱きしめられているだけでも嫌なのに、そんな事を耳元で囁かれたジャンは一気に青ざめた……
『……気持ち悪い…離れろ……』
それを聞いてミッシェルはパッと絡めた腕を外した。
『ジョーダンだよ。俺様が男なんか相手にするわけ無いだろ。まぁ、お前だったら良いかもしれないなぁ……』
と言いながらもう一度ジャンに近付こうとするミッシェルの目の前に、ヒュッと剣先が現れた。
『うわわわわわ!!』
驚いたミッシェルは思いっきり後ろに倒れ、それを除き込むように立っている一人の男が居た。
男の姿は二人よりは少し背が低く、シルバーの髪を男にしては少し長く伸ばしていて、眼鏡を掛けている。
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