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どうしよう 集中力ないよ
あんな修羅場見たら心臓バクバクしてきたし。
にぎやかに足音きゅっきゅっと鳴らして生徒たちが笑いさざめいている。
笑い声って いいよね。 気、取り直した。
私まだ誰が誰だか名前よくわからないんだけど、スポーツエリート以外の子も名前一致しなきゃだよね。 あれ?文子ちゃんがおる…
『おはよう マミちゃん』ニコニコニコニコ!まったくお前はスマイルマークのニコちゃんかって位いつも笑顔。
『藤崎さん何で?』
『見に来たの。私達、団旗作るから』
『え、作るん!難しいやろな』
『ママが新しいミシン買ったから多分大丈夫やわ。』
『え、すごい気合い入ってへん?』
『でも大事なんはデザインでしょう?そうやデザイン命や、インスピレーション沸かん、どうしようって悩んでたらママが服を作る時ジバンシ-はモデルの目をじっと見つめてインスピレーションを得るんだっていうから、私もまぁ試す事にしてん』
『ふぅん…モデルって……私? 』
背後から気配!おちゃらけた歩き方、これはっ!
『男女が真ん中にどーんて刺繍された旗になってまうで』
塩谷てめぇ……!
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