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昼休み和田先生が廊下の窓がらって開けていきなり大声で「団長集合!」ゆうてきた。
まだ給食食べたばっかりやないか ゆっくり消化させてくれないんかい・・・ぶつぶつ
川崎さんが にやって笑ってきた。なんなん 励ましの笑顔なのか ざまミロなのか微妙な感じやで・・・?
まあ 気にせんとこ 支度支度。団員服着てたすき掛けて まなじり上げてやな・・・
ふと関本さんを見たら 何となく元気がない。なんだか 顔色も・・・。これは・・・なんとかするべきなんだろな
応援団なんだから応援して元気づけてあげねば・・・・。
でもでも、私の応援なんかで そんなことできるんかいな?私やで?サボる気満々だった私が応援やで? 何度も言うように 隣のおばさんに足遅いのばれないように 応援団ですからと言い訳するのが目的の立候補だったんやで?
まあそれでも責任はあるわ。やるだけのことはやらねばな。まあ 無理でも仕方ないわ 動機が不純すぎたし・・・・。
小学5年生の決意 反省しながら決意してる。失敗する予感しかしない。それでもやらなければ・・・。関本さんも自信を無くしているんだろう 自分は足だけは誰にも負けなかったのに 男の子たちがだんだん強くなってきて 足で負け始めている。リレーは身軽で瞬発力のある関本さんの得意な科目だったのに サッカーで毎日鍛えられた上木マンキー君はそれ以上に実力がついていた。去年はかなわなかったはずなのに って中野君がゆうとったけど・・・。
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