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さて放課後
教室の片隅でどうする?どうする?ゆうてる群れが。
マンキーや高島君たちは サッカーがあるから来ないらしいが 他のリレー選手や応援団の子や藤崎さんたちの団旗を作る女の子たちが門戸厄神まで誰とどうやっていくか話していた。
学校から直接行く方が早いけどランドセル担いだまま厄神さんに遊びに行ってはいけません といつも全校朝会で校長先生に言われる。
仕方ないからいったん家に帰ってからやな。
学校に集合してから行く子もいるし 厄神さんに直接行く人もいて
私は文子ちゃんに相談したら 帰る方向が同じでいっしょに家まで来てくださいって言われた。
いっしょに 文子ちゃんのうちに?わかった その後家によってランドセルおいて そのままもう一度厄神さん行けばいいんやな。
いっしょに帰るなんて わくわくする。
なんやねん これ?
藤崎さん外履きに履き替えて手ふりながらこっちにきおる。
かわいいよう(笑)
「あ、まただ~~」
「ん?何?」
「マミヤンてさ いつも猫背だよね もっと背中伸ばした方がいいで?背高いんやし 」
「え?猫背?そうだっけ?」
「マミヤンはもっとどうどうとせなあかんわ副団長なんやし」
「・・・そ そうなのか・・・今のままじゃあかんのか・・・」
「あのね、私のママがね 昔憧れてたんだ宝塚。入りたかってんて。あそこの生徒はびし~~って背中伸ばさんと怒られるんやて。 定規で背中あてがって 頭に本を載せて歩くんやで。挨拶は優雅さが求めれるんよ やさしい笑顔でごきげんよう って よく通る声で話さないと叱られるんやて」
ママ すごいな そんなとこ行きたかったなんて・・・
文子ちゃんは入りたいの? 「ううん私は無理やな歌が駄目だし。ピアノ弾いてる方が好きや。」
・・・ピアノ かあ! すごいな 聞きたい文子ちゃんの弾いてるピアノ聞きたい・・・。
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