最終章「母との合言葉」

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駅に向かって歩いているとあの八百屋の人が、   「あんたもう終電は出たよ。今日はうちに泊まってきな。」   と話してきた。 俺はその言葉に甘えて泊めてもらうことにした。   しばらくして、 「こっちにおいでぇ。」   と八百屋さんの声が聞こえたので行ってみると美味しそうな料理がたくさん並んでいた。   「ありがとうございます。泊めてもらえるうえにご飯まで作ってくださって。」   「そんなこと気にしなくていいって。どうせ部屋は余ってるし、ご飯はついでだから。」   と優しく言ってくれた。
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