最終章「母との合言葉」

4/12
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
俺が席に着くと家族の人も来た。   八百屋さんは弟とおばあさんの三人で暮らしている。   「今日は豪華やなぁ。ねえちゃんやっぱりあの人彼氏なん?」   「あんたは何バカなことを言ってるん!もう終電がないから泊めてあげるだけさぁ。あの人に失礼でしょぉ。」   二人の言いあいをみて姉弟っていいなぁと思った。   ご飯を食べていると八百屋さんが、 「そういえばまだ名前を聞いてなかったね。私は西尾沙織(ニシオサオリ)。あなたは?」   「俺は紀藤聡史って言います。遅れてすみません。」   そのあと話は盛り上がり遅くまで話していた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!