250人が本棚に入れています
本棚に追加
Prologue
長い時を経て温暖化が進んだ。世界の氷が溶け、海面が上昇したため陸地のほとんどがなくなってしまった。
そのため人間たちは、一番大きな陸地に移り住み、暮らしている。
気温は何とか一定に保たれてはいるが、未だに異常気象は続いていた。
そして、一つ大きな世界異変が起こりかけている。
陸地が減ったことで陸での実権を持つ人間の力は弱まり、それに代わって勢力を伸ばし始めたものがいた。
それは、海での実権を握っていた人魚だった──。
世界を支配しようと人魚たちの計画が始まりつつあった。
そんな時代の話である。
最初のコメントを投稿しよう!