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私は仕方なく
寮内にあるという会長室にむかった。
ドアの前で深呼吸。
「はぁ~」
トントン
「亀岡です。失礼しましす」
「やっぱり君だったね」
聞こえてきたのはききおぼえのある声
「あなたは今朝の…」
「そう、2年。山下海斗。生徒会長です」
「そう、だったんですか。で、私になんの用事ですか?」
「君、これ落としたでしょ?」
会長の手に握られてたのは私の生徒手帳。
「あぁ、それで。ありがとうございます」
私が受け取ろうとすると
ヒョイ
会長に避けられた。
「ホヘッ」
思わず間抜けな声が出た。
「クスッただでは返してあげないよ」
えっ
「私はどうすれば…」
「ん~そうだなぁ…」
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