隠し事

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そして昼休みの終わりを告げる鐘が鳴った。 「おっと‥‥じゃあ私は教室戻るね。‥‥あ、兄ちゃん私のことなんか言ってた?」 屋上の扉へ向かったエルは直ぐにそう言って振り向いた。 「ああ、元気でやっているか?と聞かれたので頷いておいた」 またもシンは事実無根の言葉を発した。 それを聞いたエルは満足そうに頷き、足早に屋上を跡にした。
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