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「ふんっ‥‥ノエルは未だにお前を門番にしているのか‥‥ピエロよ」
「はい、私は今もノエル様の門番をやらせて頂いております」
『ピエロ』と呼ばれた人形は動きだし、我らの目の前に降りた。
「さらに私にノエル様は執事の役職もお付けしてくださいました。
お話はノエル様に伺っております。
ではご案内致しましょう」
ピエロは門に触れた。
すると門はゆっくりと開いていった。
「シン君‥‥なんで人形さんが動いているんですか?」
歩きながらファラはシンに問いかけていた。
「アイツはピエロ。
肉体を失った魂を、人形に魔法を使って吹き込んだものだ。
ネクロマンシーという魔法だよ」
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