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「‥‥ネクロマンシー‥‥」
我とエルは同じことを思い出していた。
あの洞窟で操られていた屍。
明らかにネクロマンシーだった。
「‥‥闇魔法ネクロマンシーはノエルの家の者に代々受け継がれていた。
‥‥あのシルビィアの前に現れたアイツがジョーカーなのかもしれない‥‥」
何故ノエルにその事を話さなかったのか。
問いただそうと口を開いた時、我は固まった。
あの状況ではすでにジョーカーらしき者は、任務遂行のため、破滅の邪神の命令を忠実に実行しようとしていた。
シンは薄々気付いていたのだ。
あの男がノエルに関係のある者であることを‥‥。
そしてあの男は自分の意志で破滅の邪神に付き従っていることを。
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