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しばらくするとシンがエルを連れて戻ってきた。
それもシンに好感を持っている女子生徒の黄色い声援を浴びながらだ。
「凄い人気だな。抜けてきて大丈夫だったか?」
エルに向かって問いかけると何時もの元気な調子で返してきた。
「ん?大丈夫って‥‥あぁ、今日は何時も一緒に食べてる友達が休みだから、丁度よかったよ」
エルは我の言葉を察してから、ファラを見た。
「あんた達こそ大丈夫な訳?昨日は学校から戻って来るなり無言で寝ちゃってさ」
昨日はあまりの疲労感に耐えられず、直ぐに寝てしまったためエルとは会話をしていなかった。
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