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春の訪れを告げる
薄紅色の花びらが
ふわりふわり風に乗って
ボクの頬をそっとなでてく
あたたかい木漏れ日の中
風の歌を聴きながら
こみあげる想い 飲み込んで
ゆっくりと 歩きだす
ふと立ち止まり 見上げれば
枝分かれした 無数の道
その先には美しく咲く
光を浴びた花
薄紅色の季節が ほら
ボクラを少しづつ遠ざけて
それぞれが歩むべき道へと
ほほ笑みながら 導く
散ってゆく花もあれば
咲く事を止めた花もいた
負けそうな時は いつも誰かが
優しさ 注いでくれた
羽ばたけずにいるキミにも
やがて春は 訪れるでしょう
その迷いと言う暗闇に
夜明けは来るでしょう
薄紅色の季節よ止まれ
あと少し ここに 一緒にいさせて
いつかは空に羽ばたく時が
誰の元にもやってくる
キミにもらった言葉は
ずっと忘れないでしょう…
風に吹かれる花びらに
この想いを乗せて
薄紅色の季節よ止まれ
あと少し ここに 一緒にいさせて
いつかは空に羽ばたく時が
ボクの元にもやってくる
薄紅色の季節に出会い
心を寄せ合い 時に涙した
もう二度と戻れない日々
永遠に 美しいままで…。
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