第一章

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なるほど、だからあんなに仲が良かったのか…でもだからと言って俺の手を使い物にならなくなる寸前まで握る事ないんじゃないか? 「てゆーかー、バカ沢くん。最近美術部に入り浸ってるそうじゃなーい?誰目当て?ん?」 瞬間倉田が浮かんだ。 「バーカ!目当てとかそんなんじゃねーし!ただ純粋にだな、絵に興味が湧いてだな!」 「はいはい。そういう事にしておいてあげますよ」 「だから…」 「あ、ヤベ!先生来た」 弁解しようとしたところでタイミングの悪い… (あっつ…) 顔の熱はなかなか引かなかった。
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