32人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
教室に入るとすでにクラスの大半が来ていて、ほとんどの人が静かに席についていた。
紀之も黒板に貼ってある席順の紙を見ると、自分の席に向かい、静かに席をついた。すると横から
「よぅ紀之」という声が聞こえた。
声がした方を見ると、紀之と同じ小学校だった安藤 英輝(アンドウ エイキ)が立っていた。
背は平均ぐらい、オシャレ眼鏡をかけてて髪は上の方だけピョンとたっていて、モミアゲがけっこう長い。英輝とは小1からの付き合いである。
最初のコメントを投稿しよう!