失望

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入学式後、ホームルームでたくさんの教科書やプリントを配られ、担任が少し話をして今日は終わった。 「「あぁ~、終わったあぁ~!」」 紀之と英輝は同時に声を発し、背伸びをした。 「てめっ紀之、声ハモんな!気持ちわりぃ。」 「はぁ?お前こそ俺と同じ行動すんな!」 「ぉ~?そぉ~んな反抗的な態度とってもえぇんかなあぁ~?」 「…はっ!え、英輝!わ、悪かった!謝るからあの事はみんなにばらさないでくれ!頼む、この通り!」 「あかん!もぉ~う遅い。お前は俺を怒らせた!みんなにお前のあの事をばらしてやる!」 「うわああああああああああ、やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!もうあかん!人生終わったああああああああああぁ~~………ってあの事って何やねん!!」 「何もなぁ~い!」 「「あははははははは!!」」 (やっぱり、英輝といると飽きへんわぁ~~、たまにいらんちょっかいだしてくるけど。) 二人は小学校1年生の時からの友達…いや、今はもう親友と言った方がいいだろう。 中学校生活初日にも関わらず、二人から徐々に不安は消えつつあった。
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