第1話

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  「アクター討伐だな?…依頼料は1000円だ。明日までに用意しておけ。」 男は電話を切った。                     ある高校の玄関の前に1人の男が立っている。 身長は175センチ前後。髪型は真っ黒なミディアムヘアーで、服装は真っ黒なジャケットに真っ黒なジーンズ。そして腰には、これまた真っ黒な傘がまるで、刀のように収められていた。   「今度はこの学校か。」 そう呟くと、男は学校へと入っていった。                     ダダダダダダダッ! と、言いながら走る男。   「とうっ!」 ガッシャーン!バリバリ! と言いながら職員室のドアに飛込む男。   「うぅ~…痛いよ~…。」 打ち所が悪かったのか、腕を抱えながらうずくまって、半ベソになる男。   その一部始終をア然としながら見ている教師たち。   「何を見ている!見せ物じゃないぞ!」 床をおもいっきり叩く男。手にガラスの破片が突き刺さった。   「イテッ!」 叩いた手をあげたら、そばにあった机に手をぶつけた。   「◎$☆℃♀@…ッ!!」 悶絶する男。   その一部始終をア然としながら見ている教師たち。
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