第1話

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  「オイ!そこにいるアフロ!」 と、男は声を震わせながら、傘でハゲの教頭を指す。   「………あ…はい、なんでしょう?」 状況をまったく把握していない教頭は我にかえったように言った。   「校長と話がしたい!校長を出せ!…いや、待て!先に保健室の先生だ!!!」 男は命令口調で教頭に言った。   状況を理解していないため、男の言う通りに教頭は保健室の先生を呼んだ。   「オイ!待て!なんで保健室の先生が女なんだ!」 男は頬を赤らめ、恥じらい気味に言う。   「ちょっと、君!この学校に何の用だ!」 体育教師が、手当てをしてもらっている男にやっと注意した。   「貴様に用はない!!!」 と、鼻血を出しながら男は怒鳴った。   「教頭先生、警察呼びましょうか?」 1人の教師が教頭に聞いた。   「そうですね…。」 教頭がその教師に指示を出そうとした時、校長が職員室にやってきた。   「なんだ、この騒ぎは?」 校長の低い声が職員室に響いた。   「うおっ!デカッ!なんで校長がこんなにデカイんだ!軽く2メートルはあるじゃねぇか!それに、校長がアフロだ!(ボーン)」 校長を見上げながら、男は1人で騒いでいた。    
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