第1話

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  「操物者…。」 校長室で男と校長は2人だけで話している。   「最近、テレビでもよく報道されているが、そのアクターを討伐するのが君というわけか…?」   「あぁ、そうだ。」 ソファに片足を乗せ、右手をあごに添えた姿勢で話す男。   「だが、正確に言うと、俺が倒すのはアクターの中でも、闘いを好むヤツらだ。犯罪をするヤツらは警察に任せときゃあいい。」   「なら、君がここに来たのは、本校のアクターを倒すためか?」   「ご名答。」 マッスルポーズで答える男。   「助かった。私達もあいつらには困っていたところだったんだ。君も操物者ということは、何かの“物”を操るんだろ?その“物”とは、その腰に挿している…」   「…ん?待て。お前が依頼主じゃないのか?」   「いや、私は依頼などしていないが……。」   「なんだと!?なら一体誰が俺を呼んだんだ!」   「ほ、他の先生では?」 校長は押され気味だ。   (そんなはずはない。確かに校長と名乗っていた。)   「そういえば、君の名前を聞いてなかったな。君、名前は?」   「貴様に用はない!!」   ドスッ!   「ヌォォオオッ!!!!」 校長は目潰しをくらった。   「ふん。名前だけ言っておこう。俺は傘遣いだ!(ドーン!)」  
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