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「操物者…。」
校長室で男と校長は2人だけで話している。
「最近、テレビでもよく報道されているが、そのアクターを討伐するのが君というわけか…?」
「あぁ、そうだ。」
ソファに片足を乗せ、右手をあごに添えた姿勢で話す男。
「だが、正確に言うと、俺が倒すのはアクターの中でも、闘いを好むヤツらだ。犯罪をするヤツらは警察に任せときゃあいい。」
「なら、君がここに来たのは、本校のアクターを倒すためか?」
「ご名答。」
マッスルポーズで答える男。
「助かった。私達もあいつらには困っていたところだったんだ。君も操物者ということは、何かの“物”を操るんだろ?その“物”とは、その腰に挿している…」
「…ん?待て。お前が依頼主じゃないのか?」
「いや、私は依頼などしていないが……。」
「なんだと!?なら一体誰が俺を呼んだんだ!」
「ほ、他の先生では?」
校長は押され気味だ。
(そんなはずはない。確かに校長と名乗っていた。)
「そういえば、君の名前を聞いてなかったな。君、名前は?」
「貴様に用はない!!」
ドスッ!
「ヌォォオオッ!!!!」
校長は目潰しをくらった。
「ふん。名前だけ言っておこう。俺は傘遣いだ!(ドーン!)」
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