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「1‐Aか…。まずはここから行ってみるか。」
傘遣いは教室のドアをおもいっきり蹴り倒した。
「アクターはどこだぁッ!!!」
傘遣いは叫んだ。
「なんですか!あなたは!?」
教師が怒鳴りつける。
「何ぃ!?また女だと!?この学校はどうなっているんだ!」
傘遣いは頬を赤らめた。
「何をわけの分からないことを!あなた!ここの生徒ではないですね!?教室から出ていきなさい!」
その教師は傘遣いの腕をつかんで、教室から出そうとした。
「おい、やめてくれぇ~。ゴメンなさい~~。」
傘遣いは半泣きだ。
すると、そこに1人の男子生徒がやってきた。
「先生!この人、俺の兄ちゃんなんです!すみません!」
「え、そうなの?」
教師は怒ることをやめた。
「ほら、兄ちゃん!こっち来て!」
男子生徒は傘遣いの腕をつかみ、そのまま逃げるように走り出した。
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