あなたへ

願い

「大好き」よりも

「大切だ」って言って欲しかった。

「愛してる」よりも

「そばにいるよ」って言って欲しかった。

あなたは
「大好き」「愛してる」って、
いつも言ってくれてた。
いつも嬉しかった。

でも、最後はあまり聞いてない気がする。
やっぱりそーゆーことだったのかな。

私も忙しさにかまけて、
そんなあなたの変化にも気付かずに、ただ苛立ちだけを感じてた。

でも、きっとそれは私がその二つのコトバを求めてなかったから。

私は
あなたがずっとそばに居てくれればそれでよかった。

コトバよりもあなたのぬくもりが欲しかった。

コトバ以上の確かなものが欲しかった。

確かに感じられるものが欲しかった。

コトバ以上に確かなものがあると思ってた。

あなたとの未来にコトバ以上の確かなぬくもりがあると信じてた。

これは私の勝手な願い。
あなたに伝えることも出来なかった、勝手な願い。

あなたには何の非もない。
そう、

悪いのは気付けなかった私。
ちゃんと 伝えられなかった私。

この傷はちゃんと覚えておかなきゃ。

ありがとう、ごめんね。