~第二話~

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~そしてプール~ 藤岡「そうそう、うまい、うまい」 チアキの手を引っ張ってばた足を練習している チアキ「ぷはっ!」 藤岡「このまま行けば今日中に25mは泳げるようになるよ」 チアキ「…ありがとう」 藤岡「じゃあもう一回、今度は一人で泳いでみようか!」 内田「チアキ、今日練習しに来たんだ」 吉野「そうみたいだね」 カナ「ちょっと見に行くか、練習の成果を」 カナ「藤岡~!」 藤岡「何?どうしたの南?」 カナ「どうだ?練習の成果は?」 チアキ「邪魔しに来るなよ」 藤岡「まあまあ、うん、いまんとこ順調だね」 カナ「そうか、それは何よりだ」 藤岡「うん、じゃあ試しに25m泳いでみようか」 ~そして~ チアキ「ぷはっ」 藤岡「う~ん、おしいな、あと10mだね」 カナ「おしいのか?それは」 チアキ「うるさいよっ!」 カナ「はいはい、姫様」 藤岡「じゃあ気を取り直して、もう一回だね」 カナ「お~藤岡、結構な鬼コーチだね」 チアキ(クソっ!カナの奴…) ~もう一回~ チアキ「ぶはっ」 藤岡「…変わってないね…やっぱりまだ早かったかな?」 チアキ「…はぁ…おいカナ何ニヤついているんだ?」 カナ「笑ってないよ、微笑んでるんだよ」 チアキ「一緒だバカ野郎!!」 カナ「いやぁ、練習の成果が面白くてつい」 チアキ「なんだと!!この野郎」 内田が持っていたビーチボールを投げつける カナ「やったな~それっ!」 チアキ「ぶはっ」 顔面に当たる チアキ「やったなこの野郎!」 投げ返す 内田「あ~あ、もう練習じゃなくなっちゃったね、チアキはいつ泳げるようになるのかな?」 藤岡(はぁ、オレはなんのために教えてたんだろ…)
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