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もぐらくん
「おはよー。かえるくん」
ドアを開けると、もぐらくんが立っていました。
「おはよー、もぐらくん。今日はどうしたの?」
かえるくんは、
まだ眠たい目を擦りながら、もぐらくんに訊ねました。
「はい、これ」
もぐらくんは、肩にぶら下げてたカバンから、一枚の封筒を手渡しました。
「あっ…これは?」
かえるくんは、もぐらくんに訊ねようとしましたが
「かえるくんにも、ちゃんと渡したから、ボク行かなくちゃ。それじゃあ、またね!」
もぐらくんは忙しいみたいで、ワタワタと帰って行きました。
「お茶でも飲んでけば良かったのに…」
かえるくんは封筒を持ったまま、もぐらくんの後ろ姿を見送っていました。
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