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いつもの通りを歩いているのに、次の道は分かれ道になっていました。
「あれれっ?!どっちの道だろう…」
かえるくんは困っていました。
すると草むらから
「どうしたの?」と声がしました。
近づいてみると、
そこにはツクシちゃんとフキノトウちゃんが立っていました。
かえるくんは、これから行く目的の場所と、道に迷ったことを伝えました。
すると、ツクシちゃんとフキノトウちゃんが
「かえるくんの行きたい道はこっちだよ。」と優しく教えてくれました。
そして
「本当は、一緒に参加したいのだけど、私たちはその日には無理だから…」
ツクシちゃんもフキノトウちゃんは寂しく言いました。
かえるくんは何かしたくなりました。
「そうだ!」
かえるくんはリュックの中からゴソゴソ…
取り出したのは、ピンク色のリボンです。
ツクシちゃんとフキノトウちゃんに結んであげました。
「わぁ❤ありがとう」
ツクシちゃんもフキノトウちゃん、とても喜んでいます。
「道を教えてくれたお礼だよ。どうもありがとう。」
ツクシちゃんとフキノトウちゃんに挨拶をして、かえるくんは歩き出しました。
ポカポカ暖かいお日様の光と、そよそよ吹くそよ風さんに、リボンがキラキラゆらゆら揺れていました。
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