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2003年 夏
すっかり日が長くなって
昼間は煩い位の蝉の声
今夜は・・・
君と夏祭りに行く。
毎年、浴衣を期待してしまう僕。
口にはしないけどね。
一昨年、去年、君は普段着だった。
それでも、軽く期待してしまう。
神社に着いて、君を捜す。
いた・・・
君に似合う、ピンクの浴衣・・・
いつもの笑顔。
時が止まったみたいだった。
君を愛おしく思いすぎて。
少し君は照れながら、
『・・・見すぎだよw』
僕も少し照れながら、
『写真、撮ろうかw』
ハニカミながらも、
二人で写真を撮る。
自分達で撮ったから顔しか写ってない。
『アタシの浴衣姿はアキラの心に残しててね❤』
なんて・・・
愛しくてたまらなかった。
僕らは楽しい思い出を重ね続けた。
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