一日目。ガイドの劉さんと張さん

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喋りと案内担当は河北省出身の張さん。 日本語上手。日本に留学もしてたそうだ。 彼とは沢山喋ったので、人となりは、劉さんよりも、わかった。 わかっただけに残念に思うこともあったり、頑張ってるなあ、と思うこともあり。 政治的な話は一切なかったけれど、仏教だの寺だのについてはエラい質問責めにした私達。 ごめんね、厄介な観光客で…。 ガイドの仕事に熱心なようで、仏像について日本やインドとの比較を語ったりする私達(ごめんね厄介以外略)の浅薄な知識ですら吸収しようとメモをとったりしていた。 全般的に親切な人で頭も良い人だった。だけど、残念な事に彼はあまりチベットが好きでないように感じた。 そしてそれを隠そうとしている感じもした。 彼だけを槍玉に上げて、漢族全般を語るつもりはない。たまたま彼がそういう意見の持ち主で、そういう人に当たってしまっただけかも知れない…。 と、思う…ことにした…。
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