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一日目。ガイドの劉さんと張さん
空港では現地ガイドの張さんと運転手の劉さんにお迎えしてもらって、空港からホテルまで連れていってもらった。
ホテルまでは一時間ぐらいかかっただろうか。
二人とも漢族で、劉さんは四川出身で日本語喋れず。無口なおっちゃんかと思ったら、ただ単に喋れなかっただけらしい。何故かツアー中、ご飯は観光の私らチームとガイドチームはいつも別々に食べる。
何か意味あるのだろうか、日本人と一緒は嫌かな、とか、気詰まりなのかなとか、会社の規約かなとか思っていたが、どうも、こっちに気を使っていた様子。
三日目に思い切って「私たちだけだと、ご飯の量が多いから、もったいないし一緒に食べよう。」と言ったら、ニコニコ笑って嬉しそうに笑ってくれた。
ただし、運転は、荒い。
コレは漢族共通で恐ろしかった。一台しか通れないような山道を80キロで疾走。対向車線をビュンビュン飛ばすので、『ここは一方通行の二車線なのだろうか』と思っていたら、違ったのだ。
向こうからも同じような運転の車が猛スピードで接近してきたとき、本来走るべき車線には既に暴走トラックが走っており、逃げ場無いじゃん…。私は死を覚悟した。
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