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「じゃあさ、死のタイムリミットも、時計もどっちも付けてくれねーか?それなら良いだろ?」
「うん、そだね。それなら良いか。」
携帯の画面を見ると、上の方に小さく今の時間がうつっていた。
AM 7:00 と。
それからカミサマは小さく咳をし、しっかりとした口調で
「それじゃあ、人生最後の8時間……好きなように過ごしてください。電話が切れたのを確認したら、それから10秒間、目を瞑ってくださいね。」
と言い残し、すぐに電話を切った。
ツー
ツー
ツー
電話が切れたのを確認した俺は、しっかりと目を瞑った。
10秒と言われたが、そんなに長く目を瞑るのも嫌なので、5秒間にしてやった。
目を開けると、そこはいつもの俺の部屋だった……
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