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―1998年4月―
故郷,宮城県のとある高校2年に進級した俺は、他校の学年が1つ下の女の子,律子に一目惚れをした。
いきさつは長くなるので省くけど、告白して律子と付き合えることになって…初めてできた彼女に夢中だった。
「あんたの彼女、りっちゃんだっけ?駅で男の子と手を繋いで歩いてたけど、あんたフラれちゃったん?」
ある日、お袋が突然そんなことを言い出した。
「何言ってんだ?意味わがんねぇから。」
「嘘だと思うなら自分で聞いてみたらいいっちゃ!」
「………………。」
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