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突然
月曜日。
何気に重い空気の職場に足を踏み入れたその時、亮平が絡んで来た。
『オッハー』
『古いよ。てかどした、その朝から高いテンション。』
『ちょっと聞いてくれよ。俊也が昨日女と密会してるのを見ちまった訳よ。今日は朝から誘導尋問だなこりゃ。』
バレてるよ。(汗)
『あ、今日は止めといたほうがいいと思うよ』
『ど~して?』
『いずれ俊也から話すだろうし…』
『お前何か隠してるな?』
『隠してねーよ!』
『…ほんとか?』
『…んあぁ。』
そこに何食わぬ顔で俊也が入ってきた。
『おっす。』
『あ、おっす。』
『…なぁ俊也さ、お前…』
亮平が何かを言いかけた時だった。
『あ~坂本君、ちょっと。』
いきなり朝から牧谷課長から御呼び出しがあった。
『朝からついてねーな。俊也、多分お客からのクレームじゃねーの。くわばらくわばら~っ。』
『人事だからってお前…。』
その呼び出し内容は僕達の想像を超える内容だった。
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