母ちゃんが倒れた日

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  当時、東京に住んでいた 僕の、携帯電話の留守電に ある日、メッセージが 何件も入っていた。   悪い予感の中、メッセージを 再生する。 「母ちゃんが、また倒れた…」 僕の、姉の声だった。 続けて再生すると 「頼むけん、早ー帰って来てー」 「何しようと…電話に出て!」   電話の先の、姉の声は 半泣き状態だった。   急いで、再生を途中で止めて 折り返し姉に電話すると、 僕の母ちゃんが 脳内出血で、倒れて 今は集中治療室に居て、 危篤状態との事だった。
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