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少年はニッコリ笑うと走っていった。
「何なの!?
あの子どうすんの!?」
『あんたが片付けなさいよ。』
先輩…
死神は先輩の死神にぺこりとお辞儀する。
『もう一度鎌で斬れば無くなるでしょ?』
はぁ…でもあたしが狩った訳じゃないし…
『良いのよ。』
ザシュ。
あーぁ…。
消えちゃった。
この世から姿さえ消された人間は無かった事にされてしまうのだ。
つまりこの少女はさっきの少年でさえ頭の中に残ってない。
『あんたも突っ立ってないで狩りにいきなさい。』
はぁーぃ…。
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