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よしこ「こどもができた…」
じぃさん「ばかやろー!!!」
大きな罵声がとんだ。
それもそうだ、よしこはまだ⑲歳。じぃさんは、よしこの父親。よしこは頭のいい高校を卒業しドーナツ屋さんでアルバイトをしながら、公務員の職場を探している所だった。
じぃさん「出てけ!!!」
よしこは三人兄弟の二番目で一番頭が良く、じいさんの期待も大きかっただけに、ショックを隠しきれなかったのだろう…
よしこは家をでていった…
お腹の子どもの父親は、アキヒロ、ドーナツ屋さんの店長でまだ二十歳、アキヒロに子どもができたことを言うと、迷わず「結婚しようといってくれた」
言わば出来ちゃった結婚だ。
どんどんお腹が大きくなるに連れて、とても嬉しいことが発覚した!
お医者さん「落ち着いて聞いてください。お腹の子どもは…」
お医者さん「双子です☆」
!!!!!!
よしこ「本当ですか!?」
よしこはびっくりと同時に嬉しい気持ちでいっぱいだったのです。
でもその分不安が大いのもあった…
でもアキヒロがいてくれた、だから不安は吹き飛んで、なにも怖いことなんてなかった。
よしこはお腹の子を大切に大切して、
アキヒロはよしこと子どものために一生懸命働いた。
お腹が大きくなるにつれて、よしこの親、じぃさんとばぁさんは自分の孫がもうすぐ誕生する喜びと心配でよしこのことを許していた。
そしていよいよ…
真夏のとても暑い八月、双子の尊い命が誕生日した。
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