…幼い記憶…

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…幼い記憶…

体が弱く 小さい頃 よく入院してた私   小児病棟には 子供部屋があった   部屋に入ると 絵本がいっぱぃ   私は点滴が終わると 子供部屋に行き 絵本を読んでた   いつも読む本が決まってる    『ねずみくんのチョッキ』    いつも最後は悲しかった…    ある日 いつも通りに子供部屋に行く   ねずみくんのチョッキが 見つからない…   絵本を探してると   『ヒカリちゃんここにいたの?そろそろお部屋に戻ってね』   その日以降 ねずみくんのチョッキは 見つからなかった…     子供部屋には絵本の他にも  茶色のオルガンがあった たまに看護士さんが引いてくれて 歌を歌ったりしてた   今はオルガンもなぃ   子供部屋が なくなってしまった…     まだ覚えてる… 大きいスリッパ履いて 子供部屋に向かう私 扉を開くと 数人の子供が遊んでる… オルガンを引く看護士さん    私はやっぱり ねずみくんのチョッキを探すんだ
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