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カイトくんが彼女のカバンに手を掛けた瞬間、気がついたら、カイトくんは宙を舞っていた。
「このクソガキ!ぶっ殺されたいか!」メガネをふっ飛ばしながら、彼女は流れるような美しい回し蹴りをカイトくんに入れた。
地面に倒れたカイトくんの足元で、彼女の掛けていたメガネがパキンと割れた。
「ちょっと!?その社長の秘書ちっくなメガネ、私のお気に入り!」ドスの効いた低い声で言うと、倒れているカイトくんのみぞおちにパンチを入れた。
カイトくんは目を向いて、意識が失ったようだ。
そんなカイトくんに、彼女はまだ攻撃をしようとした。
これ以上やられたら、カイトくんは死んじゃうよ。
「ご、ごめんなさい。もう許して下さい。僕、なんでも言う事聞くし」僕は気がつくと、彼女とカイトくんの間に入っていて怒鳴っていた。
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