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3頭のボルボンドーラ達は、凍った土の中から頭だけを出していた。
中でも一番大きな亀は、ペキラホンヅの王宮よりも大きくなっていた。
おそらくブレビンと呼ばれていた者だろう。
それを見た人間や動物達は、こんな生き物は誰も倒せないと思った。
『もうやめるんじゃ!!!!
誰もこんな事を望んではおらんぞ!!!』
凍死しないように、人間の布にくるまった亀の長が叫んだ。
しかしブレビンは意に介さないそぶりで、自分よりも小さな者達を見下ろした。
ごおおおぉぉぉ!!!!!
轟音を立てて巨大亀は土の中から立ち上がった。
そして周りに集まっていた人間や動物をバクバクと食べた。
『ガイアの平和を乱す者は、私が許さんぞ!!!!』
ボルボンドーラの暴挙に業を煮やしたジアースが、彼らの前に躍り出た。
『夜空に瞬く星と成れ!!!!』
ジアースが右手を挙げ、力を使った。
『……何だそれは?
それがガイアの王の力か?』
『……!!!どういう事だ!!?
力が通じない……まさか本当に神になったのか!!?』
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