389人が本棚に入れています
本棚に追加
/621ページ
昼休み。
学食は色んな学部の奴でごった返している。
俺は日替わり定食を頼んで窓際の席についた。
「あ、エージぃ!!」
そう言って後ろから抱きついてきたのは、"一応"彼女だ。
「遅くなってゴメンね。でも学校でも会えて嬉しいな!」
…。
梓は夏休み中に俺達の出たライブハウスに来てた女で、演奏後に控室に乗り込んできてこう言った。
『アタシ松本梓っていいま~す。あなたのファンになりました♪』
で、顔はよかったから他にも女はたくさんいるけど、とりあえず梓を"彼女"にする事にした。
ら、この始末。
正直重い…。
最初のコメントを投稿しよう!