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休日の静かなひととき、
時計が時を刻む音だけが鳴り響く。
それはまるで、
生まれた時から始まった死へのカウントダウンのように思えた。
私たちの人生は思っているほど長くはなく、あっという間に過ぎてしまうだろう。
そんな命だからこそ、
愛しくなったり儚く思えたりするのである。
また人間(ヒト)は独りでは生きてゆけないがために、他人(ヒト)を求めてしまう。
傷つくことがあると知っていながらも・・・。
不思議だなぁと思う―
そんなことを考えている今も、
このカウントダウンは止まらない。
いつの日か、私の躯(カラダ)が朽ちるその一瞬(とき)まで。
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