嘘に秘める再来

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“バニァ・ツバキ【椿バニァ】” 特別訓練生に選ばれ、友達“ディノ”と共に行動。 後に左目に能力を持ち、FISEに入隊、ユグドラシルを抜ける事に。 彼はFISEで育ち、一年戦争でシンクロの適合者に選ばれユグドラシルへ。 沢山の戦果を残し、オーディンの称号も受け持った。 しかし彼は一年戦争で散った。 バニァという男の墓はそぅ…ここにある。 一人の男の前に… 一人座り込み手を合わせる男は髪が黒く、目も黒い。 かつての面影を残し、どことなく大人っぽくなった男は目を開け、口を開く。 『また来れなくなる。これから“いつもの”任務だ』 男は誰もいないバニァの墓に問い掛ける。 男は微笑み、墓に話しかけるように言う。 『兄さんが見つかったかもしれないんだ…』 そぅ男には一人の兄がいる。 今は行方不明で、男は今フリーとしてその兄を追っているのである。 『そろそろ行くね…』 男は墓に話しかけた後、ゆっくりと立ち上がり空を見上げた。 今日はイイ天気だ… ………え…? 何?どこに行くか…ッッて? 男はまた微笑み、バニァの墓を見据えた。 そして男は一言。 『EUに!』
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