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Light〝天使の梯子〟
ひらりひらりと舞ひ踊る蝶を
この手に掴めたらと思つてゐました
しくゎし其れは所詮浅き夢で
蝶は私の周りをまるで挑発するやうに
ひらりひらりと飛ぶのでした
嗚呼
ならばいつそのこと
無理矢理にでも捕まえて
翅をもひでやろうか
さあ、お行き
そうなる前に
そしてもし
誰かに可愛がられる時は
私の前に姿を現さなひでおくれ
余りにも私が可哀想すぎるから
辺りも見えぬ螺旋階段を
ぐるぐると登り続けるこの私に
いつしか光が射す時が来るのでせうか
其の先で誰か
手を差し伸べてくれることを
期待しても良いのでせうか…
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