シナチク

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メンマは18歳。 高校には通っていたが、絶望的なほどの自虐的な性格から、自ら追い込み自主退学しラーメン屋『大次郎』の前店主の好意で働いているのだ。 前店主はメンマの自虐的な性格を何とかしようとし、それを知ってか知らぬか、メンマは少しずつ前をむき出していた。 そんな時の突然前店主の死。 原因不明となってはいるが大量の出血と第一発見者が証言していることから、通り魔出はないかと言われていた。 それからメンマは前にも増し自虐的に自らを責め続けた。 それを面白く思った大次郎のスタッフはメンマをいじりと称しいじめだしたのだった。 「…僕がいるから…駄目なんだ」 誰にも届かない声でメンマは囁いた。 メンマは葱を切り続けた。
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